【菊芋栽培スケジュール】



菊芋は現在、北海道から沖縄まで全国で栽培されていますが、本来は寒冷地である北米が原産地で、寒暖の差が大きいことで糖質の吸収を抑える食物繊維である「イヌリン成分」が豊富になるといわれています。


海と山に囲まれた地形で、夏と冬の寒暖の差が大きいことから、耕作に適した風土である広島の場合は、4月から5月に植え付けするのが一般的で2~3週間で発芽します。



発芽すると、冷夏や長雨などの天候に左右されず、すくすくと成長し、8月頃になると1mぐらいの背丈になり、葉が茂ってくると根元からは新しい芽も出てきます。9月~10月には2mほどの背丈となって、その名のとおり菊によく似た黄色いかわいい花を咲かせます。


地上の茎や葉が枯れて、11月頃になって土を掘ると、イモ類というよりも生姜のような節くれだった形状の菊芋がたくさん育っています。大きくて形の良いイモを加工用に収穫し、小さいものは翌年の種イモにします。