菊芋はキク科ヒマワリ属の多年草で、北アメリカが原産とされています。
菊によく似た鮮やかな黄色い花を咲かせる植物の根が肥大化したもので、見た目は生姜と非常によく似ていますが、イモ類ではなく、ごぼうと同じ仲間です。
「芋」の名を持ちながら、でんぷんをほとんど含んでいないのが特徴で、主な成分は「畑のインスリン」といわれる水溶性の食物繊維「イヌリン」です。その含有量は、なんと全世界の植物の中で最も多いとされています。
イヌリンは、糖質の吸収を抑える働きを持っており、血糖値、血圧の上昇を抑えるので、糖尿病やメタボの対策に効果的です。また、腸内で善玉菌のエサとなるため、腸内環境を整えるのにも役立ちます。
でんぷんを含まないため、低カロリーですが、食用とされる根の部分にはビタミン・ミネラル・葉酸などの栄養成分を豊富に含む話題の食材です。従って、高血糖、高血圧、コレステロール、肥満など、糖分が気になる方には特にお勧めですが、11月から冬場の3か月程度しか収穫出来ないことや、長期間保存すること、少しくせのある味で調理が難しいことなどの課題もあります。
そこで、わたしたちオイスターマンズフーズは、菊芋を加工した食品「安芸の菊芋シリーズ」の開発に取り組みました。
最近では菊芋も注目されており、菊芋加工食品も増えてきましたが、加工方法や品質管理によっては主成分イヌリンの少ないものも見受けられるようです。
安芸の菊芋シリーズは、瀬戸内海と中国山地に囲まれ、自然あふれる恵まれた環境の下ですくすく育った広島県産の安心・安全な菊芋だけを迅速に加工しています。